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Meson Weddingにまつわるストーリーをご紹介。

「やりたくない」から始めましょう

2024.03.28

私たちは、新郎新婦のお二人に「やりたいこと」「やりたくないこと」を

まず検討することをお勧めしています。

 

そこから、「やりたくないこと」に挙がったものについて、

どうしてそれをやりたくないと思ったのかを伺い、

 

逆に私たちからは、

もともとはどのような意図があって組み込まれているのか、

というようなお話をします。

 

その結果、やっぱりやりたくなければ全然OK、という感じです。

 

先日ご結婚式をされたお二人は、

初めから明確に「やりたくないこと」がありました。

 

お二人がやりたくなかったことはこんな感じです。↓

・ベールダウン

・指輪の交換

・誓いのキス

・パーティーの入場

・ケーキカット

 

主な理由は、二人が「主役!」という感じで目立つことは避けたいということでした。

 

一般的な結婚式から考えると、これらをすべてプログラムから無くすと

「何もしない結婚式」になってしまうのではないかと思います。

 

お二人も、初めは「美味しいお食事をみんなで食べられたらそれでいい」

と仰っていました。

 

しかしながら、私たちが考える結婚式はお二人が「主役」ではなくて、「主催者」。

これまでお世話になってきた大切な人たちが集まる場で、何が出来るだろう、

と考えていただくところから、始めてもらいました。

 

その結果、挙式ではそれぞれのゲストから集めて作ったブーケを手に持ち、

お二人らしい「誓いの言葉」のラリーをされました。

 

一部抜粋すると、

新婦「私は温泉が大好きです。年に一度は温泉旅行に行ってくれますか?」

新郎「仕事柄、家の冷蔵庫にお酒があふれかえってしまっています。

これからもたくさん増えていくことでしょうが、一緒に楽しんでくれますか?」などなど。

 

最後の誓いの言葉の後、「これからよろしく」という意味を込めて

ブーケの交換を行われました。

 

チャペルの椅子の配置にもこだわられ、ゲストに見守られながらの

とても温かい空気の流れる人前式となりました。

 

パーティーでは、19名のゲスト全員から、一言ずつメッセージを。

少人数のパーティーならではの内容で、お母様からは幼少期に言われてうれしかった言葉のお話、

お父様からはお相手の方へ初めて会った時のエピソードなど、笑いあり涙ありの和やかなお時間となりました。

 

今回の結婚式でとてもよかったポイントは、初めから終わりまでお二人が常に会場におられたこと。

 

ゲストのご到着の時には、お二人が遠方からこられたゲストをねぎらわれ、

挙式後は、お二人が選んだ香り付きの温かいおしぼりで、ゲストをお出迎え、

そのままの流れでパーティーを始められました。

 

常にゲストの様子に心を配っておられたお二人のお姿は、まさに「主催者」としての役割を全うしておられたように思います。

 

パーティー終了後、「家族が、良かったどころか感激した!と言ってくれました」とのお声を頂きました。

 

それは、心から「やりたい」と思えるものだけを残されたことで、

お二人らしさがつまった、温度感の伝わる一日になったからではないかと思います。

 

「結婚式で目立ちたくない」、「誓いのキスとかしたくない」。だから「結婚式をしない」ではなく、

「それならどんなことが出来るだろう!?」と1から組み立てなおすことをぜひ楽しんで頂きたいと思います。

もちろん、私たちがそのお手伝いをさせていただきます。