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Meson Weddingにまつわるストーリーをご紹介。

【先輩に聞く】テーマを明確にすることがスタート。

2020.01.01

これまで、オーベルジュメソンでのウエディングを経験したお二人に、

ご自身のスタイルをつくりあげるまでをお聞きするインタビュー。


 

友田崇さん&雅子さん ご夫妻

 

メソンで結婚式をされて、はや1年。

改めて、メソンでの結婚式について、ウエディングパーティ準備段階でのお話などを聞かせてくれませんか、

という投げかけに、快くご返事を頂いたおふたり。

ご結婚後、新たに家族に加わった愛犬と一緒に、メソンのテラスでインタビューが始まった。

 

当初、結婚式やパーティについてのイメージは、何かありましたか?



崇さん:「いろいろと結婚式には出席していましたが、

自分たちがやるという意識は全くありませんでした。

もちろんイメージもなかったですし、あまり考えたことがなかったというのが正直です。」


雅子さん:「私も、あまり自分ごととしてのイメージはありませんでした。

結婚式としては、勤めていたゴルフ場で、人前式という形での結婚式をされたことがあって、

『人前式』っていう形があるんだなというのが記憶に残っていたぐらいかな。」


崇さん:「自分たちが結婚を決めて、まずはそれぞれの親族にご挨拶というか、

お互いを紹介する食事会ぐらいはしたほうがいいなと。

感謝を伝えて、お互いのお披露目になればという意味で。」


雅子さん:「最初は、新郎側の親族の食事会、新婦側の親族の食事会、って

2回食事会する感じかなって言っていたんです。」


崇さん:「そんな話をしていて、◯◯さんにもご挨拶したい、

あの人にもご挨拶を、この人にもご挨拶をと思っているうちに、

それやったら一度に集まってもらって、

簡単な披露パーティは出来るんちゃうかなという流れだったと思います。」


雅子さん:「するんやったら、どこで?ということで、

会場さがしに情報誌を4冊ぐらい買ってきて、

お互いに良さげな会場に印をつけていきました。

印のついたほとんどは、森っぽいところ、小さな教会、木の内装のところでした。」


メソンを見つけたのは?


雅子さん:「確かインターネットで調べました。

キーワードは『滋賀、結婚式場、人前式』だったかな。

ホームページのチャペルの写真が印象的で、印をつけたという感じ。」


崇さん:「それで、実際に見学にいくことにしました。

その日は、実は2件見学の予約を入れていたんです。最初にメソンさんに行って、次にもう1カ所と」

 

それで、メソンに最初にご見学にお越しになったと


崇さん:「メソンさんで、自分たちの考えていること、

親族に感謝を伝える食事会にしたいとかイメージしていることをお話したとき、

とても理解してくれて、凄く共感してくれた感じがありまして。

あ、分かってくれるところだなと。」


それから、2カ所目へ?


崇さん:「いや。(笑)2カ所目には、申し訳ないですけれど、

用事が出来ましたとキャンセルの連絡を入れました。」


雅子さん:「帰りの車の中で、メソンさんでいいやんな。

いいよね、ここで。来てよかったね、という話で盛り上がって帰ったんですよ。」

 

会場は決定!次は、準備に進むということですね。


崇さん:「実は、それから2回目に打ち合わせに来るまで、何も手につかなかったんです。

2晩ほど眠れなくなって、それで、いつまでに何をしないといけないのかという

『行程表』を自分で作ってみて、そこで初めて少し安心出来たという具合だったんです。」


雅子さん:「2回目に打ち合わせに伺ったときも、

自分たちのぼんやりとしているイメージみたいなものをお話して、

メソンの皆さんが具体的にしてくれるアドバイスをもらってという流れだったと思います。

そのアドバイスをもらうことで、そうそう!と具体化していけるという感じで、

とても打ち合わせが楽しかったのを覚えてます。」


崇さん:「演出をどうする、とか、何を選ぶとかの前に、

自分たちのイメージを伝えることが出来れば、

あとは大丈夫なんちゃうかという手応えは感じました。」

 

私たちメソンにとっても、お2人の結婚式は大変心に残った式になったと思っているのですが、

準備の段階で考えていたこと、大切にしてきたことは何かありますか?


崇さん:「うーんと、そうですね、自分たちなりの『テーマ』を決めました。

当日何をするのかというテーマです。

挙式は、『どんな2人なのかを知ってもらうこと。』『参加の皆に認めてもらうこと。』

パーティでは『2人からの感謝を伝える』をテーマにしようと決めました。」


雅子さん:「そうでないと私たちが結婚式を開催する意味がないという感じでした。」



崇さん:「最初は食事会からスタートしてるから、

自分たちがスポットを浴びて目立ってってことは全く頭になかったです。

何を伝えたいか、何の場なのかというか、何がしたいのか、

ってことが分からないことはしたくないって感じですね。

だから僕たちが感謝を伝えたいと思った人だけを呼びました。」

 

準備中で何か困難はありましたか?


崇さん:「特になにも(笑)前日に少しばたついたぐらいですね。

準備については、テーマにそって、必要なことを選択するという感じで。

挙式では、大切な友人から、新郎新婦を紹介してもらう手紙を読んでもらうことにしましたし、

皆に認めてもらいたいというテーマから、参加皆さんにサインをしてもらうことにしました。

このとき1人一人と言葉も交わせてやってよかったと思います。

パーティでも親族に一番感謝を伝えたかったので、席順を親族からにしました。」


雅子さん:「打ち合わせの時に、メソンさんからの具体的なアドバイスも凄くよかったです。

私たちは、派手な新郎新婦入場!ということはしたくなかったのでそれを伝えたら、

挙式が終わってからパーティ会場に移動の際に、入り口で新郎新婦がおしぼりを持ってゲストを出迎える、

そのおしぼりはアロマの香りのするものがあるのですが、

そうされたらどうです?という提案もらって、それはいいかも!という具合です。」

 

崇さん:「自分たちで司会進行をするということも、抵抗はなかったんですが

上手くしゃべれるかな、台詞覚えれるかなと少し思ってました。

途中で要所要所はメソンさんが進行します、と言ってくださって、

ホッとしたとこはあったかな。」


雅子さん:「私は自分たちが進行したほうが、気持ちがちゃんと伝わるなと思っていました。

パーティでは、私たちが直接ゲスト全員を紹介して、

それぞれからのメッセージももらえましたし。」

 

こう見ていくとお2人は、何をする一日なのかというテーマが明確でしたね。



崇さん:「でも逆にちょっと自己満足にならないかなという心配は少しありました。

一般的な形式というものから見たらとか、ゲストの方々の反応はどうなんだろうと。」


雅子さん:「確かに、友人からは、え、新郎新婦の入場せえへんの?と言われたりしてましたから。

だからといって入場をするという選択肢はなかったんですが。」


崇さん:「自分たちの言葉でパーティを進行することが出来たので、

例えば、なぜ席順をこうしたかとか、くつろいで楽しんでくださいとか。

この場の意味や、していることの趣旨について、

自分たちの言葉で説明が出来たことは凄くよかったし、伝えられたと思っています。」



ゲストの皆さんのパーティ後のご感想は?


崇さん:「人柄や、育ってきた環境が見えるパーティでしたねとか、

2人のタイミングで進行していくのがよかったとか言っていただけました。

普通は何か、時計が進行をしていて会話にも巻きが入るって印象ありますもんね。

とにかく会話の多いパーティだったと。」


雅子さん:「料理が凄く美味しかった!ということと、皆さんとよく話せましたという感想が多かったです。

父親はいい式だった!と言ってました。

でもほとんど酔っぱらってたり緊張したりか良く覚えてないとも言ってまして。(笑)」


崇さん:「うちの母親も、新婦側の皆さんととても話が出来てよかったと。」

 

どうして、そんなにしゃべれたのでしょう?



崇さん:「それはきっとビュッフェ形式だったからだと思います。

中央のグリル台に料理を取に行くときに、みんなが出会いますよね。

おめでとうございますとかこの料理おいしいですよとか

自然に会話が出来る『出会いの舞台』になっている感じがしました。

実際オープングリルで話が出来たと多くの人に言ってもらいましたから。」


雅子さん:「みんながお皿を持って中央に集まってくる、

そこで会話が始まって、お互いに笑顔になっていく。

本当にビュッフェ形式とグリルという舞台があったからこそ実現出来たことだったんじゃないかな。

その風景を見て、私たちも笑顔になってというとてもいい雰囲気でした。」

お2人ご自身が当日の中で一番印象に残ったシーンは?



崇さん:「挙式でブーケ•ブートニアセレモニーのとき

ゲストが持っている1輪の花を集めていくシーンです。

1本づつ集めて回りながら、それぞれに、思い出というか、

いろいろ思い出されてきて、涙腺が…。」



雅子さん:「挙式で私を紹介してくれた友人の手紙です。

私のことをそう思っていてくれたんだということが分かってジーンと来ました。

あとパーティ終盤の父親からの手紙。

子供の頃の記憶って、ただ口うるさい嫌な人って見方しか出来てなかったんですが、

当時、父親はそんなことを思ってくれていたんだと、

初めて分かったことがあって、やはりジーンときました。

この機会がなかったら、その話も聞けてなかったんだなって本当に思います。」

 

結婚式が終わってのお2人の感想は?


崇さん:「初対面の人もおられたのですが、予想以上にたくさん話が出来ました。

しっかりと料理も食べれましたし。やってよかったです。」


雅子さん:「テーマにそって、思っていたもの以上なことが出来たと感じました。」



お2人から見て、メソンのウエディングを一言でいうと?


崇さん:「自分を表現出来る、温かい空間!」


雅子さん:「めったにその機会がない、感謝を伝える機会が作れたところです!」

これからの人に向けてひとことアドバイスをするとしたら?


崇さん:「やっぱりテーマを明確にするってことですかね。

誰が主役か?誰に何を伝えたいのか?これをはっきりさせること。

こうして出来る機会は人生に他にはないってことも、頭において欲しいってことでしょうか。」


雅子さん:「そうですね、テーマを決めてってことと

私は、メソンの皆さんと一緒に、みんなでいいものを作り上げてもらったという感じがあるので、

想いを伝えて、メソンのスタッフみなみんなに助けてもらうってことで大丈夫じゃないかと。」


お2人の準備期間の足取りの写真アルバム

話は、思い出話も加わって、予定の時間を越えて盛り上がった。

雅子さんが、最後に「私たちはメソンで結婚式をすることに『なっていたんだ』と思ったりします。」

いう言葉が印象的だった。

 

「ここで良かった!」 

これほどのうれしい言葉はない。


気持ちを伝え合う時間、それがウエディングパーティ。

結婚式の満足度というものが、

「気持ちが伝わったかどうか」が物差しであるとしたら、

お2人が作り上げた時間は、

そのお手本のようなものだったと思います。